2010年10月08日
のーべるしょう。
日本人がノーベル化学賞を受賞したってニュースを
Cocoと一緒に見てたんですよ。
Coco、村上春樹は文学賞とれなかったねぇ
なんて言いながら。
いや、ひとりごとですけども。
Cocoはわけもかわらず、しっぽ振ってました。
日本人で初めて
ノーベル文学賞を受賞したのは
川端康成。
雪国とか、踊り子とか、
日本人の心情とか、繊細な表現を得意とする
教科書にも載る世界的な作家なのですが、
大の犬好きなのですよ。
犬に関するエッセイがあって、
6頭飼っていて、一時は15頭いたと。
グレイハウンドとか
ホックステリアとか
ボルゾイとか飼ってると。
昭和7年ですよ。
昭和7年にホックスステリアとかボルゾイって。
面白くなってネットで調べてたら、
純文学だけじゃなく、
犬のしつけ本を書いてるんです。
そこに書いてある川場康成の考えは、
○血統書ばかりでなく、
親犬の習性をよく調べた上で、仔犬を飼う。
○放し飼いしない
○犬を訓練所に入学させ、また犬猫病院へ入院させるにも、
預け先の犬の扱いをよく知っておく。
○一時の気まぐれやたわむれ心から、
犬を買ったり、貰ったりしない。
○数を少なく、質をよく、そして一人一犬を原則とする。
○犬も家族の一員のつもりで、犬の心の微妙な鋭敏さに親しむ。
○犬に人間の模型を強いて求めず、大自然の命の現われとして愛す。
○純血種を飼う。
○病気の治療法を学ぶよりも、犬の病気を予知することを覚える。
○先ず牝犬を飼って、その子供を育ててみる。
○犬を飼うというよりも、犬を育てるという心持をどこまでも失わない
こんなの70年前に書いてるんですよ。
納得いかない部分もありますけどね。
一人一犬って。
15頭飼ってたくせに。
小説書いてる時、
アイディアがでないときなんか
犬を呼んでなでてたのかなぁとか、
気分転換に散歩にでかけたのかなぁとか、
いろいろ想像してしまいます。
ノーベル文学賞受賞に
犬が一役かっていたのは間違いないです。
Posted by GEORGE at 12:07│Comments(0)
│つれづれ。